1.利用者の皆様へ

平素より赤倉観光リゾートスキー場をご愛顧いただき厚く御礼申し上げます。
当社は経営理念の安全第一の意識を持って、法令の遵守とともに安全輸送に努めております。
本報告書は、鉄道事業法に基づき輸送の安全確保のための取組みや安全の実態について自ら振り返るとともに広くご理解いただくために公表するものです。
皆様からの声を輸送の安全に役立てたく、積極的なご意見を頂戴できれば幸いです。

2.基本方針と安全目標

(1)基本方針
当社の経営理念は安全第一です。安全管理規程に「安全に係る行動規範」として次のように揚げ社長以下従業員に周知、徹底しております。

1. 一致団結して輸送の安全の確保に努めること。
2. 輸送の安全に関する法令及び関連する規程（本規程含む）をよく理解するとともに、これを遵守し厳正、忠実に職務を遂行すること。
3. 常に輸送の安全に関する状況を理解するよう努めること。
4. 職務の実施にあたり推測に頼らず確認の励行に努め疑義のある時は最も安全と思われる取扱いに努めること。
5. 事故災害等が発生した時は、人命救助を最優先に行動し、速やかに安全適切な処置を行うこと。
6. 情報は漏れのないよう迅速・正確に伝えること。
7. 常に問題意識を持ち、必要な変革に取り組むよう努めること。

(2)安全目標
平成29年度の安全目標は「索道運転事故発生0件」であり、無事これを達成することが出来ました。
平成30年度も「索道運転事故発生0件」の目標を強化し、安全の確保に努めます。

3.事故などの発生状況とその再発防止措置

(1)索道運転事故
平成29年度　索道運転事故は発生しておりません。
(2)災害(地震、暴風雨、豪雪等)
普通索道営業中に関して
平成29年4月11日のみ強風の為、8時間の運行見合わせがございました。
(3)インシデント(事故の兆候)
平成29年度国土交通省へのインシデントの報告はございません。
(4)行政指導等
平成29年度国土交通省よりの行政指導は特にございませんでした。

4.輸送の安全確保のための取組み

(1)人材教育
当社ではスキー場営業開始前に索道技術研修会を行い、施設の取扱い、救助訓練及び索道事故事例等の説明を行い、運転に関する知識の向上などを教育しております。
(2)安全のための投資と支出
安全維持、向上のため営業収入の１割を目安に施設の改修を行っております。
平成29年度の主要な実施状況は以下のとおりです。

• 妙高高原スカイケーブル支柱　金物類更新4カ所いたしました。
• 妙高高原スカイケーブルエンドカーブレール更新いたしました。
• ホテル第１リフトギヤボックス類更新いたしました。
• ホテル第２リフト山麓エンドカーブレール更新いたしました。
• ホテル第３リフト原動滑車更新いたしました。
• ホテル第5リフトギヤボックス類OHいたしました。
• チャンピオン第１リフト減速機及び軸受OHいたしました。
• チャンピオン第１リフト原動滑車ライナー更新いたしました。
• チャンピオン第3リフト支えい索切詰いたしました。
• チャンピオン第３リフト握索機OHいたしました。
• チャンピオン第３リフトギヤボックス類OHいたしました。

5.当社の安全管理体制

当社の安全管理体制は社長をトップとした以下のとおりとなっております。
各リフトでは索道技術管理員が主となり、始業前ミーティングで安全運行の確認を行っております。

• 社長

  輸送安全の確保に関する最終的な責任を持つ

• 安全統括管理者・役員

  索道事業の輸送の安全の確保に関する業務も統括する

• 索道技術管理者

  安全統括管理者の指揮の下、索道の運行の管理、索道施設の保守の管理その他の技術上の事項に関する業務を統括管理する

• 索道技術管理員・索道主任

  索道技術管理の指揮の下、索道技術管理者の行う業務を補助する
• • 整備係
  • 運転係
  • 監視係
  • 乗客係
  • 出改札係
  索道技術管理員の指揮の下、各係を務める

6.お客様へのお願い（リフト利用時の注意事項）

1. 乗り方・降り方に慣れていない方は係員にお申し出下さい。
2. 搬器をゆすったり、飛び降りたりはしないで下さい。
3. 衣服、携帯品等が施設に巻きつかないように注意してください。
4. ゲレンデ、リフト下に空き缶・ペットボトル・タバコの吸い殻等を捨てないで下さい。

7.当社へのご意見・ご要望

当社へのご意見･ご要望は下記までお願いいたします。
〒949-2102新潟県妙高市田切216 赤倉観光リゾートスキー場 索道部 TEL:0255-87-2503 FAX:0255-87-2602
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